レンタルサーバー障害でアクセスを失わないための4つの解決策

レンタルサーバーがサーバー障害、ネットワーク障害や長期メンテナンスで1時間~2時間ほどアクセスできない事は年に1回、稀に2回ほどあります。大企業も利用するAWSでさえも障害は起きていますが、やはり障害はなるべく避けたいと思うサイト運営者もいらっしゃいます。

そこで今回はサーバー会社の仕様やメンテナンススケジュールに左右されないで、サイト運営者が独自にサーバーダウン対策を取れる解決策を4つご紹介します。なお当記事でご紹介した方法はいずれも導入代行を含むサポートが可能です。

先ず試すならおすすめはこれ!

ずばり、Cloudflare Always Onlineを利用したInternet Archivesのキャッシュ表示が入門レベルでおすすめです。一時的にキャッシュを表示するのが不十分であればより本格的なマルチクラウドの複数台構成を導入するのが良いです。

目次

紹介している対策の簡易比較表

Cloudflare
Always Online
AMPWPプラグイン同期サーバー同期
導入のしやすさ簡単サイト構成次第普通複雑
維持費の安さ安い安い高い一番高い
コメント利用
フォーラム利用
不向き部分的に可能可能可能
ECサイト注文不向き不向き部分的に可能可能
ざっくりとした比較表

Cloudflare Always Onlineを利用したInternet Archivesのキャッシュ表示

Cloudflareには従来からAlways Onlineというオリジンサーバー(普段ご利用のサーバー)が接続不能になった場合に一時的にキャッシュされたデータを代わりに表示する機能が提供されています。2020年にInternet Archivesと提携し機能改善が実施されました。

Cloudflareダッシュボードで「Always Online」を有効にすると、当社はお客様のホスト名をWeyback Machineと共有し、お客様のWebサイトをアーカイブすることができます。Webサイトのオリジンがダウンしても、CloudflareはInternet Archiveに移動して、サイトの最新アーカイブバージョンを取得できるため、訪問者は引き続きサイトのコンテンツを閲覧することができます。

CloudflareのAlways OnlineとInternet Archiveチームのオリジンエラーとの戦い

費用目安(無料)

Cloudflare無料プランの場合0円
目安費用
Cloudflare
プラン | 料金設定 お客様の用途に適したCloudflareのプランを見つけてください。各プランの料金設定とサインアップの詳細については、こちらをご覧ください。

Cloudflareの注意点

  • ネームサーバーを現在のレンタルサーバーからCloudflareへ移す必要があります(要アカウント登録)。
  • Let’s Encryptの実装方法が特殊な一部のGMO系レンタルサーバーだと外部DNSを使用すると同無料SSL証明書の更新がエラーとなり成功しない場合があります。そのため先にサーバー変更をおすすめします。
  • 有料独自SSL証明書はCloudflareが提供する無料SSL証明書に置き換わります。
  • IPアドレスはCloudflareが提供するIPアドレスに置き換わります。
  • Cloudflareが提供するキャッシュや最適化機能をWordPressの状況に合わせて設定する必要があります。設定代行は初回設定代行に含まれます。
  • 複雑なサイトだと除外ルール設定の無料枠3つを超えてしまう場合があります、その場合はアドオン契約が別途Cloudflareとお客様の間で必要となります。

設定代行を除く全てのサービスはCloudflareが提供元となります。第三者サービスの今後の仕様変更とその可能性について当サービスでは一切責任を負いません。

AMP(対応している場合無料)

AMP本来の使い方とは異なりますが、Googleに対象URLがキャッシュされるためサーバー停止時でもAMP対応コンテンツの配信が可能です。利用テーマとプラグインがAMP対応していればこの方法を活用できます。

AMPについては基本的に従来より利用している場合は継続しても良いですが、新規の導入はあまり推奨されていません。

費用目安

AMP対応テーマ・プラグイン利用時0円
AMP対応にサイトを作り変える場合10万単位~
目安費用

2つのサーバーを契約しWordPressプラグインでデータ同期を行う簡易HA構成

VPS又はレンタルサーバーを2社(理想は地理的にも異なるデータセンター、例えば東日本と西日本)契約し、WordPressの有料バックアッププラグインが提供するスケジュール同期機能を用いて簡易的(本来はサーバーレベルで同期)に例として30分毎に同期を行い万が一、突然のサーバーダウンが発生してもロードバランサーで障害のないサーバーでサイトを公開する方法です。

費用目安(月1万円前後~)

有料バックアッププラグイン月8ドル~
Cloudflare ロードバランサー月5ドル
サーバー費用(2社分)各社プランによる
サーバー管理費用(VPSの場合)数万円/台
目安費用

2つ以上のサーバーでHA構成を構築する一般的なHA構成

2つ又はそれ以上の運営会社の異なるサーバーでデータを同期させ万が一のサーバー障害にも備える方法です。上記でご紹介している手法よりも一般的で幅広く活用されてますが、運用コストで言えば通常のレンタルサーバーではなくVPSが必要なため高くなります。

費用目安(月数万円~)

Cloudflare ロードバランサー月5ドル~
サーバー費用(2社分)各社プランによる
サーバー管理費用数万円/台
目安費用

サーバーとネットワークには障害があるのが当たり前という意識を持つ

意外とサーバーは停止しないと思われている印象もありますが、レンタルサーバーでも定期メンテナンスで5分~10分停止する事はありますし、年に1回や2回はサーバーやネットワーク障害でサイト閲覧できなくなる事があります。

これを許容できるか?できないか?は運営サイト次第ですが単純な考えですと、サーバー費用に月数万円~をかければ基本的には安定性の高い構成を利用できますので大事なサイトはしっかりと対策したり、費用をかけても閲覧できる状態にする事が大事です。

上記の構成・設定代行のご依頼は下記まで

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この記事を書いた人

WordPress利用歴15年、常にユーザーとしてWordPressを利用し続けて国内外のテーマ・プラグインに対する幅広い知識を持つ。WordPress高速化が定評あり2021年からSWELLテーマ開発に高速化ノウハウ提供の形で参加。

WordPress保守管理や豊富なレンタルサーバー知識、VPS構築も世界的な手法で行いWordPress運用をトータルにサポートしている。

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