Lighthouse (PageSpeed Insights) スコアだけを求めてはダメな理由

「Lighthouse (PageSpeed Insights) スコアを改善したい」という要望はウェブサイト高速化を提供しているとほぼ毎回聞きます。その際にGoogleが公開する情報を知っている側としてはお客様の言葉をこう解釈しています。

スコアの根拠となるラボデータの値と改善項目を参考に無駄な部分を調査特定し、該当箇所に対して高速化に繋がる対策を実施する。そしてフィールドデータ、オリジンサマリーといったCore Web Vitals対策に必要な部分の数値が改善されるための作業を実施する。

高速化を提供する側に立つ者は「お客様がスコア求めるんだから、それが儲かるしスコア改善して稼いじゃえ。」という考えだけでははっきり言って詐欺と変わりません。しっかり依頼の裏側にどの様な意図があるのか?を確認するのも大事です。

さてこのスコア(Googleの社員や高速化専門業はLighthouseスコアと呼び、一般のお客様はPageSpeed InsightsスコアやPSIスコア、ページスピードスコアと呼ぶ傾向があります)ですが、定期的にスコアの算出方法が変わっています。

目次

同じ表示速度でもLighthouseバージョンによってスコアが異なる

下記画像は実際に高速化をご依頼いただいたお客様サイトのLighthouseスコアをバージョン毎に表示したページのスクリーンショットです。表示速度はどれも同じ場合のスコアの違いです。

Lighthouse (PageSpeed Insights) スコア

スコアが表示速度であるという誤った解釈を広める記事が多いので誤解してしまう方も多いと思います。実際には表示速度ではありません。そもそも、1秒、2秒で表す指標を100点で表してもそれが速いのか?遅いのか?さっぱり分かりません。

めちゃくちゃ爆速なサイトでもスコアが低いという事は普通にあります。またそういった対策をする事も可能です。上記画像をもうちょっとだけ詳しく見てみましょう。

Lighthouse v5の時(数年前)

Lighthouse v5

v5の時期をはっきり覚えていないのですが数年前です。当時の基準で41点だったサイトは2020年のv6において同じ測定条件と表示速度で23点となりました。評価項目自体現在とは違っています。

Lighthouse v6/v7の時(2020年~)

Lighthouse v6, v7

2020年に投稿されたLighthouseスコア改善に関する記事ではこのv6, v7の数値が参考とされています。v8との誤差はサイト次第なのですが一般論としてプラスマイナス10点くらいです。

Lighthouse v8の時(2021年~)

Lighthouse v8

v8が現在PageSpeed Insightsで測定した場合に表示されるスコアのベースです。なおChromeブラウザでLighthouseを実行するとChromeバージョンが94まではLighthouse v7の数値になるので当然ですがPSIスコアと数値は異なります。

Lighthouseスコアは今後も変わり続けるであろう

ウェブサイト高速化に求められる指標はこれまでも変わり続けてきた様に、今後も変わる可能性があります。それに伴いLighthouseスコアも上記画像の事例通りに変動します。

もし御社がスコアだけを求めてしまっていたら、こういった算出元の変動がある度に高速化や最適化をしなければなりません。一方で表示速度をしっかり改善していれば、Lighthouseバージョンが変更されても高速な状態には変わりありません。

そのため高速化する際はLighthouseスコアに惑わされないで、しっかり本質部分の改善が大事です。

その一方で何故業者はそれでもスコア改善を表に出すのか?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか?

何故業者はスコア改善を表に出すのか?

上記画像の通り本当は細かなラボデータの数値の前後比較を説明するのが良いのですが、6項目あるので全ていきなり一発で理解してもらうのは難しいです。また広告を作る際に情報量が多いと逆に分かりづらくなってしまいかねません。

そういった時に、例えば高速化実施前が50点で高速化実施後が100点だとしたら、その点数を表示した方が改善度合いのイメージがつかみやすいからです。

しかしスコアだけ表に出してしまうと当然誤解も生まれてしまいます。スキルシェアでも実績一覧では記載スペースの関係上どうしてもスコアを表示していますが、こういった記事の様に大事な部分を同時に伝える様にしています。

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