PageSpeed Insights最適化(Lighthouse最適化)はウェブサイト高速化とは似ているようで別のサービスです。ウェブサイト高速化はページの表示速度を改善する事が主で、PageSpeed Insights最適化はラボデータから算出される最適化スコア(PSIスコアとも呼ばれます)を100点に近づけるためのサービスです。
当サービスでは従来高速化と最適化を一つのパッケージとして提供してきましたが、そうすると十分高速化してもスコア改善を更に求められてしまうシーンもありました。SEOへ影響するCore Web Vitals対策に集中していただきたいためサービスの細分化を進めています。
- WordPress高速化実績国内No.1
- SWELL高速化顧問として高速化ノウハウをSWELLに提供(SWELLの購入はこちら)
- スコア改善だけではなくしっかり表示速度を改善した結果スコアを改善する手法
- 英語・日本語対応によりお客様ご利用テーマ・プラグインの影響も素早く調査
- 万が一に備えて賠償責任保険に加入済(フリーランス協会、フリーナンス by GMOでそれぞれ加入)
PageSpeed Insights最適化スコア(PSIスコア)の特徴
- 多くの方が100点に近づけると高速と誤った解釈をされてますが、最適化スコアはGoogleの説明通り表示速度ではなく測定URLの最適化度合いを割り出した点数です。例えば表示速度が1秒でもスコアが高いページもあれば、低いページもあります。
- 世界4拠点にあるGoogleサーバー(日本国内のサイトは台湾から)から対象URLを測定します。測定時にはGoogleが定める所定の遅延と日本の一般的なスマホ回線よりも遅い回線速度(1.6Mbps)でテストされます。
- スコア算出の根拠となるLighthouseは定期的にバージョン更新されて、スコア算出基準が変更される事があります。実際に過去にも変更されてきました。
- 最適化スコアはLighthouseバージョン8でCore Web Vitalsの3指標との関係性が強化されましたが、シミュレーションの測定速度は遅いため日本国内のサーバーかつ、主たる閲覧者が日本国内の場合はスコアが低いままでもCore Web Vitalsに合格する場合があります。
- 100点満点のスコアですがサイトによって上限点は異なります。例えば収益目的のために広告配信を読み込むサイトはサイト自体を最適化しても100点にはならない事が一般的で、不自然ではありません。
- スコアは1回の測定ではなく複数回測定して平均値を活用する事がGoogleの説明でも推奨されています。Googleのイベントではウェブ関係者から「最初から5回自動測定した結果を出してほしい」という意見も寄せられており、将来改善するかもしれません
2022年4月時点でのPageSpeed Insights(Lighthouse)仕様とGoogle発表に基づいて記載しています。
PageSpeed Insights最適化スコア対策の推奨ステップ
1. 同一URLを最低5回測定して平均値を算出
最適化スコア及びラボデータは測定毎に結果が異なります。そのため最低でも5回測定しその平均値を基準にする事がGoogleでも推奨されています。スキルシェアではGoogleスプレッドシートとPageSpeed Insights APIを連携させた専用ツールを使用します。
The median Lighthouse score of 5 runs is twice as stable as 1 run.
5回測定で算出したLighthose平均スコアは1回測定の2倍の安定性がある。
https://github.com/GoogleChrome/lighthouse/blob/master/docs/variability.md
2. 測定結果を参考に改善点を修正する
サイト次第で対策すべき項目は異なりますが一般的には下記があります。
- 画像等メディアのファイルサイズ圧縮(ShortPixelの有料クレジットが倍になる優待登録リンク)
- 画像、iframeの遅延読み込み
- JavaScriptの遅延読み込み、不要コードの削除
- CSS読込の改善、不要CSSの削除
- DOMサイズ対策、コンテンツ配置の変更
3. 測定と改善を繰り返して目標の結果に近づける
1~2を繰り返して目標値に到達すれば作業を完了し、まだ改善が必要なら検証と修正を繰り返します。ただし最適化スコアは今後も変わり続ける可能性があるためプロジェクトには期限を設けて実施するのがおすすめです。
PageSpeed Insightsスコア改善のサービス内容・費用
- PageSpeed Insights最適化スコアの測定
- 既存テーマ・プラグインの確認と整理(特にパフォーマンスへ影響する物)
- 高速化プラグイン、カスタムPHPの導入と設定
- 作業期間中の外部サーバーバックアップ
- ステージング環境での高速化設定確認
URL毎 | サイト全体 | |
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基本料金 | 5万円~ | 30万円~ |
URL単価 | 1万円 | – |
延長料金 | 1万円 | – |
- 基本料金には作業前後の測定、既存プラグイン確認・調整、高速化プラグイン調整、お問い合わせフォームURL除外等作業の土台となる作業と報告に関わる費用が含まれます。サイト規模に応じて変動します。
- URL費用には個別URLの詳細な調査と改善の費用が含まれます。
- サイト全体プランを除きご依頼1回の作業期間は14日間です。14日間を経過すると延長費用が発生します。ただし期間中の病気や怪我に起因とする遅れについては例外とします。
- サイト全体プランの作業期間は対象ページ数によって変動しますのでご依頼毎にお客様とご相談の上決定します。
SWELL購入者向けの割引
SWELLテーマを利用したサイトのご依頼は合計ご請求額から1万円を割引いたします。まだSWELLをご購入されていない方はSWELLの購入はこちらからご購入ください。
SWELLはテーマベースから最適化されており、高速化設定も他テーマより優れているため作業代行の手間を省けます。その結果としてご割引を提供できるようになりました。
PageSpeed Insights(Lighthouse)最適化スコア改善FAQ
- SEO対策としてのウェブサイト高速化をしたいです
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Core Web Vitals対策サービスをご利用ください。
- Core Web Vitals対策サービスとの違いは何ですか?
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PageSpeed Insights最適化スコア改善は実際のユーザーデータとは異なるシミュレーションを参考に行います。一方Core Web Vitals対策はCrUXレポートを参考にサイト全体又は対象URLの対策を行います。
- Core Web Vitals対策と同時に依頼する場合はどの依頼方法がおすすめですか?
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スポット依頼をご依頼いただくのがおすすめです。特に基本料金についてはCore Web Vitals対策を既にご依頼ですと共通する部分もあるため割引が可能な場合がございます。
- PageSpeed Insights最適化スコアが下がる事はありますか?
-
過去に誤った手法で無理やり改造されていた場合は正常に戻すためスコアが下がる可能性もゼロではありません。特にサイト上にエラーがあるまま、スコア改善を優先していたという事例は過去にございました。