今回のエックスサーバー SANGO/PORIPUテーマ利用サイト高速化事例は非公開希望のためサイト特定に関する情報は全て伏せた上で前後比較や実施した対策概要を記載しています。
今回実施した高速化内容
- トップページ、記事ページでのサイト読込分析
- CSS・JSのレンダリングブロック対策
- ウェブフォント読込最適化
- 画像最適化、WebP形式画像の生成と配信
- 画像、iframe等のlazyload
- pjaxを使用しないサイト内遷移高速化
- 高速化をする上でボトルネックになる既存プラグイン・テーマの停止削除・設定変更
フィールドデータ・オリジンサマリー(CrUX)
非公開希望のためモバイルのフィールドデータのみ表示していますがこちらのサイトはアクセスが多いため個別記事のフィールドデータが比較的多いサイトです。
対象ドメイン全体の評価であるオリジンサマリーもCore Web Vitals要件をクリアしています(スクリーンショット割愛)。ドメイン内のページ全体を通して適切に高速化されていないとこのオリジンサマリーが悪化してしまう事があります。
PageSpeed Insightsモバイルスコア高速化前後比較
高速化前の結果は初回ご依頼時が2020年のため今回は高速化後の結果のみ掲載します。
先ずはトップページ、記事一覧のサムネイル画像がやや大きめのデザインのためラボデータではLCPがまだ要改善ですが日本のLTE回線だと問題ない場合がほとんどです。この部分についてはフィールドデータやオリジンサマリーを注意深く確認しながら作業を行う必要があります(期間は1ヶ月~2ヶ月、又はもっと)。
記事ページはトップページに比べて読み込まれる画像をlazyload等で最小限に抑えているためラボデータでもオールグリーンとなりました。
固定回線・LTE回線での表示速度(体感速度)
Pingdom Tools、Chromeシークレットモードによる測定、WebPageTestによるLTE回線シミュレーションを高速化後に実施した結果は下記となります。
固定回線
0.2秒~0.9秒
LTE回線
1.3秒~1.6秒