【2023年保存版】WordPressサポート活用ガイド

WordPress利用時に使える主要なサポート窓口と、無料と有料によるサポートの違いなど、主に初心者向けにまとめています。

目次

WordPress無料相談早見表

日本語フォーラムwordpress.comテーマサポートプラグイン
サポート
WordPress全般
日本語対応
ボランティア対応
スタッフ対応
非公開相談
緊急対応
開発者本人への相談
  • 基本的に対応している場合に表示しています。
  • 対応される可能性がある場合に表示しています。深刻なバグの場合開発者が優先して状況を聞き出す事が考えられます。
  • 原則として非対応の場合に表示しています。

無料で相談できるフォーラム

WordPress日本語フォーラム

WordPressの基本機能からプラグイン、テーマに関する幅広い質問を相談可能。どのレンタルサーバーを契約していても、WordPress利用者であれば利用できます。WordPress管理画面(ダッシュボード)にも表示されてますので、最も認知されやすい相談フォーラムです。

初めての方は利用ガイドラインを一読してから利用しましょう。

wordpress.com公式フォーラム

wordpress.comが提供する同サービス利用者専用のフォーラムです。WordPress公式フォーラムと誤り投稿してしまう事例が結構目立つので注意が必要です。回答は同サービススタッフが実施していますが、ユーザー同士で助け合う事も可能です。

プラグイン公式フォーラム

WordPressプラグインサポート

wordpress.org上で配布されているプラグイン毎のサポートフォーラムで、開発者本人(又は関係者)に対して質問が可能です。以前は左側にサポートへのリンクが有りましたが、最近になって右側へレイアウト変更されました。

テーマ公式フォーラム

WordPressテーマサポート

wordpress.org上で配布されているテーマ毎のサポートフォーラムで、開発者本人(又は関係者)に対して質問が可能です。各テーマページの右側に表示されている赤枠で囲んだボタンからフォーラムを利用できます。

有料テーマ・プラグインのフォーラム

WordPressの有料プロダクトは上記フォーラムとは別にサポート窓口があります。フォーラム形式だったり、SlackやDiscordだったり、メールだったり、それぞれ提供されるサポート形式は異なります。

例えばSWELLだとサポートフォーラムがあり、ユーザー同士気軽にコミュニケーションが取れるDiscordも用意されています。サポート体制にもそれぞれ特徴があり、有料会員じゃないとサポートを受けられない場合もあれば、一度購入すればずっとサポートを受けられる場合もあります。

有料でサポートを提供している場合は、WordPress全般を含む幅広い質問を対象としている事例もあります。

無料でサポートを提供している場合は、WordPressと提供プロダクトを明確に切り分けてサポートコストを安くし結果としてユーザーに還元している場合もあります。

SWELLだと後者で、同サポートはSWELLテーマのみに限定し、WordPressに関する質問はそれぞれ然るべき窓口を利用する事が前提となっています。ガイドラインに従って投稿すれば効率よく回答されます。

公式に対象外としている相談にユーザーが回答する行為について

公式としてサポート対象外としていても、他のユーザーが回答してしまう事例は少なくありません。当人が別に無料でサポートしても良いと思うのであれば、別に回答する行為は不自然ではないです。

ここで注意しなければならないのは、他のユーザーが過去の回答事例を参考に公式に同じ要求をしてしまう、又はそれを結果として間接的に促してしまう事です。この結果によってよりユーザーの誤解で正当な評価を得られない等の不都合が発生してしまうリスクがあります。

そのためユーザー同士で回答する際は、各フォーラムやサポートで定められたガイドラインに注意して回答するのをオススメします。

技術者の応援も出来る有料サポート

各サービスの基本機能だけでは実現できない内容は、一般的に高度なカスタマイズとして分類され基本サポートの対象外となる場合が多いです。その場合は有料サポートを利用する事で解決できます。

各プロダクト公式が提供する場合

一般的な相場に比べて安く設定されている場合が多いです。非公開で相談できる等のメリットがあります。

第三者が提供する場合

ウェブ制作会社やWordPressに詳しいフリーランスが提供する有料相談サービスもあります。

  • CSSのカスタマイズ
  • JavaScriptのカスタマイズ
  • 各サポート無料範囲を超える相談内容
  • 他の人に見られたくない受託案件に関わる相談

これらに該当する場合は有料で外注すると迅速に問題を解決できます。

費用についてはそれぞれ異なりますが、技術者に相談する場合は1件5,000円~10,000円、場合によっては1時間でこれくらいかかるのが普通です。ただしこの適正価格帯だと払えないケースが多いため、月額数千円~で相談時間を複数で共有する事で気軽にサービス提供している場合もあります。

ランサーズやココナラで見つけるのも良いですが、玉石混交のため良いサービス提供者を見つけないと将来の更新性を損なう変なカスタマイズをされてしまいますので注意が必要です。

ChatGPT等のAIへの相談

2023年から爆発的に普及しているChatGPTを代表としたAIによるカスタマーサポートもあります。

数行程度のCSSカスタマイズ、JavaScriptカスタマイズであればAIが解決してくれます。一方で回答される内容の品質については、質問内容次第で大きく変わってきます。AIの回答が誤っている場合もあり、回答内容を見極めるのはある程度経験が必要です。

AIに対しては対人間と同じく聞き方が重要で、説明下手だと良い回答を引き出せません。意外とコツが要ります。

無料・有料問わず迅速に的確な回答を引き出すコツ

  • WordPressバージョン、テーマ、プラグインの一覧及びバージョンが記載されていない。
  • 問題箇所のURLが提示されていないため、ブラウザの開発ツールで問題点を把握することができない。
  • スクリーンショットが添付されていないため、文章だけでは誰にでも理解できる質問になっていない。
  • エラーについて相談しているが、肝心のエラーログ自体の記載がない。
  • 最初の質問から数回のやり取りを経て、最初には無かった情報を追記してしまう。

例えば、エラーについて問い合わせる場合、詳細が未記載の状態で質問すると、回答は大体「どうなんでしょうね~色々な条件で調べないと分かりません。」という回答となることが一般的です。

しかし、一方でエラーログを記載してエラー箇所が一発で分かる状態で質問すると、ほぼ一回の回答で解決する場合が多いです。正確な回答を得るためには、質問時に可能な限り多くの情報を提供することが重要です。

有料だと時間制で請求される場合が多いため、最初の1時間で質問が正しく伝わらない場合、正常な形で再度質問するだけでも1時間分の料金が請求されてしまうことがあります。しかし、最初から的確に情報を提供することで同じ料金で問題を解決できる可能性が高くなります

不具合報告は本当に検証してからが開発者に対してのマナー

不具合報告は誤って行われることがあっても、問題ありません。ただし、十分な検証もなく自身の設定ミスを開発者やプロダクトの不具合として報告してしまうことは、避けるべきです。そのような場合、開発者が本当の問題を見逃す可能性があり、解決までの時間や手間を増やす原因となります。

したがって、問題が発生した場合は自分自身の設定ミスかどうかを十分に検証し、本当の原因を報告するようにしましょう。

不具合報告をする場合は、可能であれば不具合の解決方法も記載するようにしましょう。

開発者が解決に向けた手順をすぐに提供できることがあるため、報告者自身が問題を解決できるかもしれません。また、報告された不具合が他のユーザーにも影響を与える可能性がある場合、解決方法が共有されることで助けになることがあります。

相談するだけではなく、最後のお礼や解決策共有の重要性

対価を払っている場合でも払っていない場合でも、相談したら最後には必ずお礼のコメントをしましょう。多くのフォーラムでは、解決済として自身の相談ステータスを変更することができますが、それでも実施されない行為が目立ちます。

相談者自身が解決に向けてアドバイスをくれた人たちに感謝の気持ちを示すことはとても大切です。また、解決方法が見つかった場合は、同じような問題を抱えている人たちのためにも、解決方法を共有することで助けになることがあります。

WordPressはオープンソース、皆で作り上げるのを忘れずに

WordPressが開発者でない人でも、関わることができる方法がいくつかあります。以下はその例です。

  • WordPressに関する問題や疑問を持っている場合は、WordPressの公式フォーラムや、ユーザーが投稿するサポートサイトを利用することができます。また、自身が解決した問題について他の人たちにアドバイスを提供することもできます。
  • WordPressのプラグインやテーマのレビューを書くことで、開発者や他のユーザーに有益な情報を提供することができます。
  • 翻訳 – WordPressは世界中で利用されているため、多言語化に貢献することもできます。WordPress公式サイトから、自分が話す言語の翻訳に参加することができます。
WordPressサポートガイド

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この記事を書いた人

WordPress利用歴15年、常にユーザーとしてWordPressを利用し続けて国内外のテーマ・プラグインに対する幅広い知識を持つ。WordPress高速化が定評あり2021年からSWELLテーマ開発に高速化ノウハウ提供の形で参加。

WordPress保守管理や豊富なレンタルサーバー知識、VPS構築も世界的な手法で行いWordPress運用をトータルにサポートしている。

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